予防医療Medical

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予防できる病気は予防を

動物の病気の中には、予防できる病気もあります。
動物たちのためにも予防接種や効果的な予防処置などを受けて、病気を未然に防ぎましょう。
こちらでは狂犬病とフィラリア・ノミ・マダニの予防に関して紹介します。

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狂犬病の予防

狂犬病の予防
狂犬病とは?
強い神経症状を伴い、発症したら致死率はほぼ100%で有効な治療法もない病気です。
さらに、人を含め哺乳類全てに感染する大変恐ろしい病気です。
かつて日本にも狂犬病が蔓延していた時代がありましたが、飼い犬の登録や予防接種の徹底により7年で撲滅することができました。
大抵の場合、ウイルスを保有している動物による咬傷から感染します。
日本では主に犬ですが、海外ではコウモリやキツネも多いそうです。
日本は安全でも世界は狂犬病だらけ!
日本は安全でも世界は狂犬病だらけ!
「狂犬病の発生状況」のマップをご覧ください。前述したように日本は狂犬病清掃地域のため安全ですが、世界的に見るとほとんどの地域に狂犬病が発生していることがわかります。
これでは、いつ周りの国から狂犬病が入ってくるかわかりません。
そこで有効なのが「予防接種」です。狂犬病は予防ができます。法律で定められているから、毎年打つやつだからと、何となくしていた方も多いと思いますが、万が一のために必ず注射を打つようにしてください。病気のことを知り、しっかり予防していきましょう!
また、海外へ行かれる際は知らない動物に触るなど不用心に接触しないようにお気を付けください。
狂犬病の発生状況

狂犬病の発生状況

狂犬病の発生状況

フィラリア・ノミ・マダニの予防

蚊から伝染するフィラリア症
蚊から伝染するフィラリア症
フィラリア症は、心臓や肺動脈にフィラリアという寄生虫が寄生する病気で、蚊を介して伝染します。
フィラリアの成虫は糸状で、体長が30cmにもなります。そんな長いフィラリアが寄生してしまうと、血液の流れが悪くなり、様々な障害が出てきます。そして放置すると死に至ることもある、恐ろしい病気なのです。
蚊は人間の後を追って家の中にも入ってきますので「室内飼いだから大丈夫!」という考えは大変危険です。 何よりも予防が重要ですが、万が一感染してしまった場合も、初期症状に気づいたらできるだけ早く動物病院へ連れて行ってください。
犬の場合
犬のフィラリア症の初期段階はほとんど無症状なので、見過ごしてしまいがちです。
病気が進行してくると、まず気付くのは「咳」です。
それから時間が経つと、元気がなくなり散歩を嫌がったりするようになります。この時には既に心臓や肺の血管にダメージが出始めており、やがて肝臓や腎臓など体の主要な臓器にも影響をもたらして、急激に痩せたり、腹水が溜まったりするようになります。そして最終的には死に至る…
このような事態にならないためにも、初期症状に気付きにくいからこそ、事前に予防接種を受けるようにしましょう。
猫の場合
猫は10匹中1匹、フィラリア症に感染していると研究報告があります。しかし、寄生する虫の数が少ないため診断が難しい上に、治療方法も確立されておらず、今のところ最善の治療方法は事前の予防だとされています。
感染するとフィラリアによって肺や気管支が障害され、2週間くらい軽い咳が続きます。そしてこれは「猫喘息」と誤解されることも多いのです。
わずかフィラリア2匹の寄生によって突然死を起こした報告もあります。咳が続く場合は早めに受診しましょう。
フィラリア・ノミ・マダニを一気に予防!
フィラリア・ノミ・マダニを一気に予防!
岐阜市の動物病院 けやき通りの動物クリニックでは、フィラリア・ノミ・マダニをまとめて予防できる、わんちゃん用のオールインワンのおやつタイプを取り扱っています。さらにこのお薬で、おなかの虫の駆虫やお口の健康もケアできますので、今まで別々に予防していた方の負担も軽減されます。
ねこちゃんはフィラリア・ノミ・ミミヒゼンダニ・お腹の虫に効果がある、背中に液体を垂らすお薬の使用で予防ができます。
予防することで動物たちの命を守ることができるので、しっかりと予防をしていきましょう。
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